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当院では2006年6月から禁煙指導を行っております。
前回は2011年のレシャード医院の禁煙指導の状況を報告させていただきました。今回はそれから3年後である2014年の状況を報告したいと思います。
2014年7月までに当院で禁煙指導を受けた方は360名(男性278名、女性82名)となりました。前回の報告時より213名増えています。タバコの値上がりや禁煙への関心が高まったからだと思われます。平均年齢は男女合わせて47.6歳でした。
禁煙指導直後の成功率は64.7%、指導終了後3ヶ月ではそれが57.1%になり、6ヵ月後に54.3%、1年後には49.7%になるという結果になりました。
2014年8月に、今まで当院で禁煙指導を行った方々に対して禁煙の継続の有無と禁煙成功の秘訣または禁煙不成功の理由についてアンケート調査を行いました。
アンケートをまとめるにあたり、指導終了後1年以上が経過した81名を対象としました。禁煙指導終了後1年~3年未満経過は28名(成功率67.9%)、 3年~5年未満経過は30名(同83.3%)、5年以上経過が23名(同82.6%)です。禁煙指導終了後の期間が最長の人 は8年1ヶ月でした。
アンケート結果は次のとおりです。
第1位 強い意志・我慢
第2位 病気の治療、病気の症状が出て禁煙できた
第3位 吸いたいと思わない
第4位 健康のため・禁煙したら体調が良くなったので続けられた
第5位 家族や孫のため・子供が近づいてくれるようになった・子供が生まれた
第6位 タバコにかかる金額・値上がり
第7位 禁煙治療薬のおかげ
第8位 人に禁煙を勧める・自分の体験を人に話す
第9位 タバコをやめる人が多い・禁煙成功者が周りに多い
第9位 病気になる不安がなくなった
その他 息子が一緒に禁煙をしてくれた第1位 ストレスで吸った・ストレス発散
第2位 意志が弱い
第3位 周りが吸うから
第4位 禁煙薬が合わない・禁煙薬の作用ですべての意欲を失った
第5位 禁煙のイライラで家族に当たり、それなら吸ったほうが良いと言われた
禁煙が不成功になりながらも後に禁煙に成功したという例も13例ありましたが、ほとんどの方は、疾病発見のために禁煙をしたというものでした。
禁煙指導が終わった後も自分を律することが禁煙を続けることができる最大の要因のようですが家族のサポートが禁煙の大きな原動力につながっていることがわかりました。
禁煙がつらいときには、家族の笑顔を思い浮かべて乗り越えてください。
私たち職員一同も応援しています。